瑞穂、取材を受ける

2002/08/25　日曜日

瑞穂、取材を受ける

20日深夜に届いたメール。タイトル「取材のお願い」。

(?_?)取材？瑞穂に？？？
新手の嫌がらせメール？誰やねん、こんなん送ってくるの。
差出人の名前はフルネームで書かれてる。とりあえず中身を読んでみる。

内容は大まかに「週刊誌サンデー毎日の記事の取材を進めていく中で瑞穂さんのサイトに行き当たり、出会い系サイトについての意見をいろいろと聞きたい。取材をお願いできないだろうか」ということだった。
マジですか？∑(￣△￣;)なんでまた瑞穂に取材なんて…。
そりゃ確かに瑞穂のサイトは検索辿ってこられるようにしてるから、検索かけてここに辿り着いた、と言われても何の違和感も感じないんだけど、何故にそんな有名な週刊誌の取材を瑞穂が…って気持ちが強い。
だけど、これが本当にそうだったら…激しく心が揺れた。
きちんと署名も書かれていたので、所属サイトへ辿ってみる。
あー…確かに間違いない。住所なんかも合ってるし。でも住所なんて調べようと思えばいくらでも調べられるし、電話番号だってそうだよね。
ほんとにこのメルが本物なのかどうかもわかんない。すぐに返事しなきゃ、とは思うけど…でも…でも…。

メールを受け取ったのが夜中２時過ぎ。ちょうど起きていてぼーっとネットをしていた時間。そろそろ寝ようかなーと思っていたところにこのメル。
しばらくドキドキして、眩暈がして眠れなかった。何をどう考えたらいいのか、どう解釈したらいいのかわかんなかった。
コンビニまで行って週刊誌見てこようか？…でも今見に行ったって何の解決にもなんない。次回予告見たって、それもやっぱり誰でもわかることだし。
その編集部のひとしか知らない事実を知りたい。そうすれば、安心して「取材お受けします」て言えるのに…。

ひとつだけ、そのひとのメールアドレスが編集部特有のモノらしかった。
それを信じてみようか。でも最近は他人のアドレスを語れるソフトもあるとかナイとか言ってたなぁ。
想像は膨らむ。

結局悶々としながら眠りについたのは夜明けの５時ごろだった(￣▽￣;A

ぼーっとした頭で目覚めたのは９時前(遅すぎます。)
すぐに昨夜の興奮を思い出し、まず男友達に「こんなメルが来てびっくりだよぅ」と報告、パソコンを立ち上げて何度も何度もメルを読み返す。

もしもこのメルがほんとなら、早く返信しないと記事が書けない。週刊誌だからサイクルは早いはず。何日の発売か知らないけど、取材してから原稿仕上げて刷り上がり配送するまでの時間を考えると、いつまでも引き延ばしはできない。

覚悟を決めた。

まずメルで取材承諾の返事をし、質問事項を送ってもらった。その上で話を煮詰め、質問に対する返事を書き送信。その日の夜に改めて話をすることになった。
本当にその記者の方が編集部に在籍してるのか、電話をかけて確かめさせてもらった。
仕事で多忙な中、試してしまって本当にごめんなさい、佐々木さんm(_ _)m
でもあの時電話でほんの10分でも会話できたことで、瑞穂も文章がとても書きやすかったです。お忙しい中本当にありがとうございました。

いろんなことを思い出しながら質問事項への返答を書いた。
でも、直接話していくうちにメールで書いたことはほんの少しだったと思い知らされた。
突っ込んだ話をしていると、いろんなことを思い出す。ひと晩限りのひとなのに、別れ間際の淋しさ、涙。首輪と散歩用リードを首に結び付けられた時の恐怖感。
「ここで抵抗すると殺される」
本気でそう思った。

あの日の涙、あの時の感情。
いろんなことを思い出す。
１時間の取材はとても短く感じられた。もっと話したいことがイッパイあった。
時間が…足りなかった。

書き上げた原稿をメールで見せて戴いたのが昨日。
何度も何度も読み返す。前日の夜に瑞穂が時に涙を浮かべながら話した内容が、他人の手によって新しく命を吹き込まれ活字になる。少し修正を加えてもらった。瑞穂の言葉足らずのせいで。
記事の半分を瑞穂の話が占める。
「取材を受けてよかった」と思うとともに、メディアの強さを改めて思った。
心から「よかった」と思えるのか、それとも後悔するのか、答えはもうすぐ出る。
明後日27日火曜日に９月８日号として発売されるらしい。一部地域は少し遅れるのかな。

正直反響が怖い。だけど瑞穂がやれることを頑張っていきたい、これからも。

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