2006/12/15　金曜日

年齢詐称

いずれこのようなことが、と恐れていたことが現実になりました。
最初「中３の生徒がAV撮影に」と聞いたとき、まさかそれをウリにした会社なのか？とかなり不審に思ったのですが、今回の続報を聞き事情が掴めました。

中３、姉になりすましＡＶ志願　住基カードを入手し面接　asahi.com2006.12.14記事より

今回の事件はAV業界が舞台でしたが、何年か前に法律改正のためツーショット伝言、テレクラ類の番組に女性が電話をかける場合、年齢確認のための書類提出が必須となりました。これはサクラに対しての義務だけではなく、一般女性会員に対しても規制がかけられました。
試しにいつもサクラとして入っていた番組の女性用フリーダイヤルにかけてみると、「ご利用の前に会員登録が必要、FAXで年齢確認のできる書類のコピーを送信するように」といった主旨のテープ音声が流れました。これは他の番組でも同じ、いつか援助交際目的の若い子が年齢を偽って（たとえば家族の保険証などをこっそり借りて）番組に登録するのでは、という懸念を持っていました。それが今回、AV業界ではあるけれど、同じウラの世界で起きました。

ネットの世界でもそうですが、「あなたは18歳以上ですか？」という年齢認証の問いかけがあっても、それをかいくぐってアクセスできる現状。本人の良識に頼るしかないのでしょうか。
中３の女の子が「お金が欲しい」とAV業界に飛び込む。AVに出演することのダメージ、デメリットを考えるまでに至らなかったのかと複雑な気持ちになります。家族の住基カードを使うことが、どんなことであるかについても。

この意外な顛末に、どこにでも起き得る年齢認証の難しさを感じています。