たかが1分 されど1分

仕事の説明の時に、ツーショットのお手当ての計算は会話時間1分からの計算、と聞いた。
(注・お手当てになる会話時間は業者さんによって異なります。一概には言えないことをご理解ください)
最初は1分なんてすぐ、と思っていた。
でも、仕事を始めてその考えがとても甘かったことに気づいてしまった。

「もしもしぃ?」「…」ガチャッ。
えっ?もう切られちゃったの?早すぎる…。
気を取り直して次のひとへ。

「もしもしぃ」「…こんばんは」
よかった。今度は切られなくて済んだ。
「歳いくつ?」
げっ…どうしよう。ちょっと若く答えておこう。
「…30です」ガチャッ。
なんでぇ?またショック…。
今度はあまり変わらないくらいに答えよう。

また繋がった。
今度は相手が「もしもし」って言うの待とう。
「…」ガチャッ。
なんでだぁ…(T-T)

へこみまくり。
こんなにツーショットの会話って難しいの?何がそんなにダメなのよ。
「瑞穂の声だとツーショットで稼げる」なんて嘘ぢゃんかー。
みんなこんな状況でホントに稼いでるのか?
1分どころか、10秒がやっとじゃんかー。

しばらく伝言を頑張ったのは言うまでもない。


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