私の立場も考えて。

メール交換などをし、初めて会おうという段取りを決める時のこと。
もちろん瑞穂的にはドライブや食事したりしていろいろ話したい。
メールでの会話が長い相手なら、もしかしたらもしかするかも…なんてことも考えないことはない。


ところが。


「そういえば瑞穂ってバツイチだったよね。ダンナさん居ないんだよね。
子供も学校だし…だったら、家に遊びに行ってもいい?」


えっ…今なんて言った?マジで言ってるの?

確かに瑞穂はバツイチです。お昼なら子供はガッコです。
だからって、何故瑞穂の家に遊びに来てもいいって思うの?
まだ会ったこともない、顔も知らない相手を、ましてや男性を家に上げることできると思う?
そんなコト、怖くてできないよ?
そういうあなたは、瑞穂を自分の部屋に上げることができるの?

もしかして、ラブホ代節約が目的?
いくら何でも淋しすぎやしませんか?


初めて会うひとだけかと思ってたこのセリフ。
でも、それが違うってコトをはっきり思い知らされた夏の日。


元カレから「今からそっちに行こうかと思ったけど、お金下ろし忘れて所持金殆どナイから引き返してるところ。また今度ね」とメルが。
早速「どこで引き返したのかわからないけれど残念だわ。また機会があったら会おうね」と返事。
初めて会ったお盆頃にまた会えたら、と思っていた。

翌日メルが。

「家に上げてくれたら助かるのに。瑞穂姉さんは近所のことを気にしすぎる。
こっちだって自治会とかうるさいけれど、でも今まで会ったバツイチのひとはちゃんと家に上げてくれて、食事ご馳走になって子供が寝入ったらその後に…てパターン。
それくらいしてくれたって…もう会えなくなるかもしれないのに」


泣いた。声を殺して泣いた。
「もう会えなくなるかも」の言葉以上に、「家に上げてくれたら助かるのに」の言葉に。

以前本気で付き合っていた、再婚まで考えていた男性を家に何度も上げていた経験から子供の居るときには絶対男性を家に上げないと誓っていた。
子供が居なくてもだけど、子供が居る時には何があっても絶対に。



お父さんの代わりに遊んでくれる「おじさん」が居る。
「また遊びに来てくれる?」心待ちにする子供たち。
「また来るよ」と頭を撫でる「おじさん」。

瑞穂は「おじさん」に別れを告げた。
父親としては及第点でも、夫としての及第点はつけられなかった。
4人で撮ったプリクラとたくさんの記憶が残った。
そのプリクラは今でも子供たちのランドセルを飾る。

そんな過去を抱いた瑞穂に、元カレの言葉は痛かった。

そんな痛い思い、子供にまたさせられる?
それに気づかない女性が居る、男性が居る、それをわからない元カレが居る…。



私の立場も考えて。
子供のことも考えて。


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