通い合う心

瑞穂が「彼」や男友達と知り合ったのも出会い系。
伝言であったり、ツーショットであったり。
口下手な瑞穂にとって、じっくり話ができる伝言は利点が大きかった。
「もしもし?」でガチャ切りされる心配もないし、何度か聞き直してそのひとの人となりを想像することもできるから。
それに、好きなタイプの声だと何度でも聞いてドキドキできるから(それはちょっとアヤシイかも^^;)

男友達のひとりは伝言で知り合い会話を重ねていた。
瑞穂のオープン伝言を聞いて「いちばん雰囲気がよかったから」と返事をくれた。
まだ仕事を始めたばかりの頃の相手で、とにかく男のひとと接するだけで精一杯の瑞穂に優しくゆっくりとアプローチしてくれてた。
会うことを急かさず、何でもない日常のことを話してくれたりする…それが嬉しかった。

相手は7つ年下。
メル友として年下の男のひとは何人かいたけれど声のやり取りではこれほど年下のひとは初めてで、歳をごまかしていないだけにこんな年上でいいのかなぁって心の何処かで思ってた。
でも、結果的には年齢を超越していた。

サクラとして働く以上、男のひとと会ってはいけない。
実際、最近仕事をしても会う約束はしない。
始めた頃は淋しさで本当にたびたび会ってたけれど…
瑞穂の求めているものと相手の求めているものに食い違いを感じ、よほどのことがない限り会うことはしない。

続いてるもうひとりの男友達とはツーショットで。
「えっちが目的ではなくて、たくさんの引き出しを持っているひとに出会いたいから」の言葉に惹かれて2時間半の会話の後に会うことを決めた。
その言葉通り、ドライブの後閉店間際のファミレスでお茶をして別れた。
拍子抜けするくらいほんとにフツーに時間は過ぎていき、えっちを迫られることも何もなくその日は終わった。

このひとも年下で年齢差は11歳。
偶然にも同じ趣味を持ち、それで話が弾んだこともある。
本館にある「御伽草子」を立ち上げようと思った最初のきっかけはこのひととの会話からだった。
最近不安定になることの多い瑞穂の心の拠りどころにもなっているひと。
とても大切な友達。

辛いことも多かった出会い系での男のひととの関わり、こんなこともあるんだなと嬉しい日もある。
瑞穂の世界を広げてくれた仕事に感謝。


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