2002/12/15 日曜日
メンヘルメルレ
メンヘルメルレ。
メンタル系の病気を抱えているメールレディの略。本館も見てくださっている方ならお気づきかと思うけど、瑞穂もそのひとり。ずいぶんよくはなってきているけれど、うつ病とパニック障害、あと対人恐怖も。この仕事始めて男性恐怖も少しある。
思うんだけど、メンヘルメルレって頑張ってるのに、どうしてこんなに叩かれちゃうんだろうね。
大きな掲示板なんか見てると、「うつ病が(男に)移るからメルレやめろ」とか「精神病だからこんな仕事しかできないのね」といった蔑(さげす)みの声が多くて鬱が酷くなったこともあった。
でも最悪の状況下でパソコンの電源入れて画面に向かってはいけないことくらい、ちゃんとわかってる。だからみんな薬飲んでテンション上げて頑張ってるし、どうしようもなく辛い時は無理せずに休んでる。
相手の男性を不快な気分にさせちゃいけないってこと、十分わかりすぎるくらいわかってるんだよ。
気持ち的に薬を飲めなくなって以来、主治医との話し合いで投薬ナシでずっとここ1年間頑張ってきた。精神的に安定してきたのか、少しずつでもいろんなことができるようになってきた。それでもお仕事画面を見るとプレッシャーに押しつぶされそうになる。
稼がなきゃ、もっと働かなきゃ。早くみんなに追いつきたい。いつもその思いが頭をよぎる。
時々男のひとにどう接していけばいいのか、わからなくなるけど、そういう時は素の瑞穂に戻って考えている。甘えてみたり、拗ねてみたりちょっとえっちなこと、時にはキツイことを言ったり愚痴もこぼしてみたり。無理をしたくないがための防御本能なのかもしれない。
そういえば、テレフォンレディから始めた瑞穂だけど、テレフォンレディの頃もそうだった。
とにかく男性と接するのが嫌で、でも仕事をしなきゃいけなくてこの病気に気づいた時にはこの仕事しかできなかった。
玄関から外に一歩出ることが苦痛だったあの頃。外出の支度をするだけで呼吸が苦しくなってたあの頃。
残された仕事はこれしかなかった。
度重なるガチャ切り。何度も同じひとに繋がるストレス。挨拶もそこそこに「これから会える?」の言葉の連続。
ある男性の裏切りを受けた直後で男性恐怖症になりつつあった頃に、男性の嫌な部分ばかりを見せられる苦痛の毎日。それでもこの仕事をするしかなかった。
そんなことを続けているうちに電話が怖くなり、しばらく電話の仕事を休んでしまった。
気分転換にネットをしようと思っても、画面を見ては泣くばかり。ヴァーチャルでもリアルでも誰とも接触を図らなかった。
この時に無理せずに休んでよかったと思ってる。そこまで落ち込んでる状況で男性に明るい声で、明るい表情で接することなんてできないから。
みんな自分の状況をきちんと把握して仕事のことでもコントロールしている。メンヘルメルレだからと奇異の目で見るのはやめて欲しい。
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